いつも通りに登校していると、背筋をゾクリと悪寒が走った。
この感覚は・・・・!!
奴が来る!!!!!!!
「―っ!!!おっはようごz「死ねぇえええーーっ!!!!変態南国果実っ!!!」
ドゴ
「クハッ・・・・」
私は抱き付いてこようとした『奴』の顔面を思いっきりグーで殴った。
クリーンヒット!!!
奴―六道骸は尻餅をついて、鼻と口のあたりを押さえている。
「クフフフ・・・また強くなりましたね、!!でも僕はどちらかというと虐められるより虐める方が好きなんd「あー今日もいい天気だなぁ!早く学校に行かなくちゃ!!」
私が全力疾走しようとすると、いつの間にか骸に腕を掴まれていた。
「クフフフフフ!そんなに照れなくてもいいじゃないですか!!僕たち2人の仲なんですから!!」
「私たちの仲?・・・あ、ストーカーと被害者って仲ね」
「!いつの間に僕のことをストーカーしてたんですk「お前がストーカーだろ」
「クフ・・・フフ・・・なんか今日やけにSじゃありませんか、?」
「あら、大変遅刻しちゃう。早く学校行かなくちゃ(棒読み)」
私は必死で骸の手を振り払い、全力疾走した。
私はこれでも、陸上部なんだから!!
しかも長距離の選手!!こんな変態に追いつかれるものか!!
「〜そんなに照れなくても良いんですよ〜!!!僕はどこまでも、君を追いかけますよ!!!たとえ地獄の果てまでも!!!」
「そのまま地獄で果ててろ変態!!!!!っていうか、なんでこんなに早いのよ変態の分際でぇぇぇええええっっっ!!!!!!!」
「これも愛の力ですよ!!」
笑顔で両手を広げて追っ駆けないでほしい!
いや、まじで!!本当怖いから!!!
私はなんとか学校まで走りきって教室に逃げ込んだ。
なんで、朝からこんなに疲れなきゃいけないのよ・・・
「おはようございます、」
「ぎゃぁぁあああああああああああ!!!!!」
なななななんで、コイツが私の席に座ってんのよ!?!?
ここ並盛中だよ!!そうだよね!?!?
「クフフフフ・・・僕が君の席にいてくれて叫ぶほど嬉しいですか?本当に君は可愛いですね!!ちなみにここは並盛中で間違いないですよ!」
「じゃあなんで貴様がいるんだ変態パイナポー」
「ふ・・・・学校が違うことなんて些細なことですよ。僕たちのこの愛の前では!!!」
「取り敢えず死ね。ねぇ、頭大丈夫?溶け出した脳みそが耳から出ちゃってるよ?」
「僕の頭は24時間365日、色に染まってますよ」
そう言いながら、骸はさりげなく耳を手で触った。
・・・・脳が溶け出してる自覚があるってことか。
「そういえば、」
「・・・何」
「今日は創立記念日で休みって知ってましたか?」
「・・・・・あ」
すっかり忘れてた。
てか、なんでコイツが他校の創立記念日を知ってるんだ!?!?
「というわけで、今日は僕とデー「却下」
「クフフ・・・じゃあ、霧のカルネヴァーレなんてどうですか!?踊らせてあげますよ!!!」
「一人で踊ってろ☆」
私が物凄い笑顔で言ってやると、骸は頬を赤く染めた。
・・・・は?why?
「・・・その笑顔は反則ですよ・・・」
骸は視線を彷徨わせながら言った。
あれ・・・なんか・・・・可愛い?
って何を血迷ってるんだ私!!そんなはずないから!!
10000歩譲ってもギリギリ『キモカワイイ』だから!!
「」
私が一人で動揺しているうちに、近づいてきた骸が耳元で名前を呼んだ。
思わず顔が熱くなる。
「な、何よっ!!」
「僕はやはり君のことが好きです。何にも代えがたいくらいに」
なんかすっごいくさいセリフ!!だけど、コイツが言うとなんかかっこいい・・・
しかも近くで見ると、背も高いし、顔もかっこいいし・・・・
「ですから・・・・」
骸は満面の笑みを浮かべて言った。
「今日はお持ち帰り決定でs「全力で却下ぁぁああああ!!!!」
前言撤回!!!やっぱりコイツはただの助平鬼畜外道変態ストーカーパイナッポーだ!!!!!!!!!!!!
変態注意予報。
素敵企画「emotion of love」様に提出!!
ヒロイン強いです!!
ありがとうございました!!^^