ボンゴレの任務が終ったとき

僕がくだらない理由で呼び出されるとは……

全く予想もしていませんでした。

しかも、ボンゴレ最強の守護者に…。

勘弁してくださいよ。――――…雲雀恭弥。


「え?がですか?」
「それ以外に誰がいるっていうの?」
「呼び出した理由はそれですか…。」
「僕にとっては重要な問題だよ。」
「確かに僕達は最強の称号を奪おうとしてるライバル兼友人ですが…。」

僕はボンゴレの霧の守護者(まさか、マフィアの下に下るとは…まぁ、ボンゴレは許しましょう。)の六道骸。
目の前にいるのは同じボンゴレの雲の守護者で雲雀恭弥。
まぁ、話題となっているのは僕の可愛い従妹ののことです。

「唯でさえクロームにも負担をかけるというのに…。」
「そんなの関係ないね。」
「僕には関係あるんですよ。のこともあなたに任せてあるんですよ。
………今回は何があったんですか?」
「……、だよ…。」
「はぃ?聞こえませんよ?」
「だから!どうしても僕とが手合わせをすると弱くなるんだよ!」

これは、アレでしょうか…。
好きな人には手は出せないわ、弱くなるわ。
まぁ、所謂ヘタr…クフンッ、ですかね。

「クフフ、それは…愛故ですね。」
「どういうこと?」
「クフフ…そろそろ時間のようです。昨日の任務でかなり疲れているんですよ。」
「ちょっとまってよ。骸。」
「それでは、のことよろしく頼みますよ。恭弥くん。」

クフフ…さて、僕は少々休みましょう。
後は任せましたよ、、クローム。
クフフ、といってもまた後で現れようと思いますがね。



◆  ◆  ◆



「じゃあ、今日も手合わせ願いますか?恭弥さん。」
「あぁ…うん。」

あれからクロームが現れた。
骸は守護者戦並ではないが、疲れて眠ったらしい。
クロームが言うには、"骸様少し呆れてたよ。"だ。

「今日は手合わせといっても戦闘ではありません。」
「どういうことだい?」
「会話ですよ。会話の手合わせです。」
「…会話をすればいいの?」

のこの本心というか、筋が全く見えない。
さすが六道骸の血筋の一人(?)だと僕は思う。

「といっても、私が一方的に質問するだけなんですけどね。」
「なんだい?その会話として成立しないものは。」
「それでは行きますね。」
「(聞いていないし)」

たまに、は人の話を全く聞かないときがある。
その殆どは半分血が繋がっているせいか、骸の声が聞こえるらしい。

「では、最初の質問です。」
「うん、」
「なぜ、あなたは…もしかすると、私のせいで弱くなるのですか?」
「………違う。」
「では、なぜ私と組み手をしているとき弱くなるのです?」
「………わからない。」
「クフフ…じゃあ、質問を変えましょう。恭弥くん。」
「「……っ?!??!?!」」

行き成り出てきた骸…もとい骸の意識だけあるクローム
姿はクロームで中身は骸だ。
いつも思うけどとても不思議な感覚がある。
一層不気味だ。

「あなたはが好きだから手が出せないんですか?」
「む、骸兄さん!?何言ってるの!?」
「……っ、」
「どうなんですか?ボンゴレの守護者雲雀恭弥としてではなく、
一人の男性としてのひとりの人間としての雲雀恭弥の答えは。」

僕の答えは本当はもうとっくに出ている。
僕はが好きだ。これは変えがたい事実。
並中にいたときは愛というものなんて全く解らなかったのに…。
群れに加わってから…どうして、知るようになったんだ。

「僕は…、」
「きょ、うや…さん?」
「僕はがすきだよ。はどうなの?」

どれ位の沈黙があったのだろう。
はとても迷っていた。それは、鈍感(ボンゴレ10代目談)のぼくでもわかった。

「わ、私は…、…っ…私も…恭弥さんがすき…で、す」

いつの間にか骸は居なくなってた。
骸の気遣いだろうか…。
よくはわからないけどね。(断言)





「ねぇ、。質問の答えはね…。」














You make me weak



(え、英語はわからないですよ!)(君が僕を弱くする)(Σえ!?)



Emotion of Love様提出作品


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